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(2nd 第17節 vs 川崎フロンターレ)藤春、井手口、アデミウソン!吹スタ劇場での大逆転!!

   

川崎フロンターレ 2 vs 3 ガンバ大阪

2016年Jリーグ最終戦。
相手は逆転での年間1位を狙う川崎フロンターレ。
CSへの出場が確定しているとはいえ、これまでのシルバーコレクターの呪縛を振り払うためにもこの試合にかけるモチベーションは相当なものだと思われます。

対するガンバも年間4位を獲得できれば来季ACL出場への希望が膨らむ為、そして何よりもガンバ大阪としてのプライドの為にも、何としても勝ってリーグ戦を終えたいところ。

そんな両リームの想いが錯綜した最終戦はとても大味なものとなりましたね。

スタメン

■ガンバ大阪
GK東口順昭
DFオ・ジェソク
DF岩下敬輔
DF金正也
DF藤春廣輝
MF井手口陽介
MF今野泰幸
MF大森晃太郎
MF倉田秋
MF遠藤保仁
FWアデミウソン

(サブ)
GK藤ヶ谷陽介
DF丹羽大輝
DF米倉恒貴
MF阿部浩之
MF藤本淳吾
MF内田達也
FW呉屋大翔

(主な欠場選手)
パトリック(怪我)堂安(OFF)

■川崎フロンターレ
GK新井章太
DF田坂祐介
DF谷口彰悟
DF車屋紳太郎
MFエドゥアルド・ネット
MF中村憲剛
MFエウシーニョ
MF登里享平
FW長谷川竜也
FW三好康児
FW大久保嘉人

(サブ)
GK安藤駿介
DF板倉滉
MF橋本晃司
MF森谷賢太郎
MF中野嘉大
MF狩野健太
FW森本貴幸

(主な欠場選手)
チョン・ソンリョン 大島僚太 小林悠(ともに怪我)

主審:木村

ガンバは前節からのメンバー変更は、藤本の代わりに大森が入ったのみ。
川崎は怪我の為、主力3人が欠場。
前線には大卒ルーキーの長谷川、先日のU-19AFC選手権での日本の初優勝メンバー三好が入っています。

前半

川崎ボールでのキックオフと同時にガンバは積極的にボールを奪いに出ます。
ボールを繋ぐスタイルの川崎を自由にさせずリズムを作らせない作戦だったと思うのですが、川崎のパスサッカーは簡単には止められませんでした。

ガンバのプレスをパス、ドリブルで交わして2分には早速大久保にシュートまで持っていかれます。

6分 フロンターレゴール 得点者:長谷川竜也

ガンバの右サイドから登里が早めにクロスを入れてくると、今野がカットしきれず、ボールはゴール前で待ち構えていた大久保の元へ。
ダイレクトで放たれたシュートでしたが、ここは守護神東口がセーブ。
しかし、こぼれたところを長谷川にぶち込まれました。

先制してからはより一層川崎のパス回しが冴え渡り、ダイレクト、ワンタッチでガンバのプレスをかいくぐってきます。
大久保も2列目まで降りてきてチャンスメークしたり、そこから前線に飛び出してシュートがあったりと相変わらず怖い選手です。

18分 フロンターレゴール 得点者:三好康児

2列目へ降りてきていた大久保から前線に飛び出していったエウシーニョへ。
エウシーニョが胸で落としたボールを三好にうまくゴール隅へ決められました。

2点差になると川崎の猛攻はさらに激しさを増して、ガンバは全くボールを持たせてもらえません。

そして、45分。長谷川監督は前半から岩下に代えて阿部を投入。
前半からカードを切ってきました。

後半

後半も相変わらず川崎の猛攻撃にガンバはやられ放題でした。
三好のポスト、大久保のバー直撃のシュートという決定機を迎えてしまうのですが、東口の頑張りもあってなんとか凌ぎます。
結果的にここで川崎に3点目を取られなかったことが、後の劇場開演の前フリとなりました。

63分。ガンバは足を痛めた大森に代わり呉屋が入ります。

65分 ガンバゴール 得点者:藤春廣輝

代わって入った呉屋のポストプレーから倉田のスルーパス、飛び出した藤春がゴール前まで持ち込んでシュート。
相手DFか阿部のどちらかが押し込んだように見えましたが、その前にゴールラインは割っていたようで藤春ゴール。

この時点では、1点差には迫ったものの今日の試合展開ではまだまだ追いつくのは難しいかな…なんて思っていました。

66分 ガンバゴール 得点者:井手口陽介

1分後に同点きたー笑
あっという間に同点。

連動したプレスがハマって呉屋がボールを奪い、ピッチ右から中央へドリブル。
後ろから追い越してきた倉田がシュート、一度はキーパーに弾かれますが、こぼれたところ井手口が狙っていました。

井手口は初め、プレスで川崎のボールを奪う起点になっているんですよね。
井手口プレスで相手のパスがブレたところをアデミウソンが潰れて、呉屋が奪うといった流れ。

そして、井手口はプレスのあと、ゴール前まで駆け上がってこぼれ球を押し込んでいます。
後半の中盤という一番しんどい時間帯になんてスタミナやって頼もしく感じました。

同点に追いついてからはガンバがボールを保持できるようになり、圧倒的川崎優勢の試合が、一瞬にしてガンバイケイケな試合に変貌していました。

2点差というのが一番難しいスコアといいますが、まさにそれを表す試合展開。

73分には相手DFがボール処理をもたついているをアデミウソンが奪ってと、前節新潟戦とまったく同じ展開からシュートを打ちますが惜しくもゴールならず。

76分 ガンバゴール 得点者:アデミウソン

ガンバ逆転。やべー。ガンバにはこれがあるの忘れてた。

呉屋がマークを引きつけて空いたスペースにいたのはアデミウソン。
余裕を持ってボールを受けたアデミウソンの狙いすましたコントロールミドルが決まりました。

川崎は疲れもあったのかアデミウソンへの寄せも甘かったですね。
よくガンバがやられてるパターン。

残り時間も結構ありましたが、危なげなく逃げ切ったガンバが川崎に勝利。

試合感想

正直、試合が終わっても勝ったのが信じられませんでした。
それほどまでに後半途中までは川崎に圧倒された試合で、ガンバは何もさせてもらえませんでしたから。

そして、久々にガンバおなじみのエンタメサッカーを楽しませてもらいました。
呉屋が入ってから流れが変わりましたね。
得点こそなかったものの、ポストプレーや守備の献身性でチームを助けてくれました。

年間順位も大宮を逆転して4位でフィニッシュ。
残すはタイトルは天皇杯のみとなりました。
元日、予定空けてるのでよろしくお願いします。

 - ガンバ大阪, サッカー

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