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(AFC U-19選手権 決勝 vs サウジアラビア)激闘のPK戦を制した日本が初優勝!MVPは堂安!

   

U-19日本代表 0 vs 0 U-19サウジアラビア代表
5 PK 3

いよいよ決勝戦。
トーナメントはここまでタジキスタン、ベトナムと正直力の差があるチームとの試合が続きましたが、このサウジアラビア戦は厳しい戦い予想されます。
ただ、ここまで無失点の日本に対し、11失点と守備に不安にあるサウジアラビアには十分勝機はあります。

スタメン

■日本
GK小島亨介(早稲田大)
DF藤谷壮(ヴィッセル神戸)
DF冨安健洋(青森山田高)
DF中山雄太(柏レイソル)
DF舩木翔(セレッソ大阪U-18)
MF堂安律(ガンバ大阪)
MF市丸瑞希(ガンバ大阪)
MF坂井大将(大分トリニータ)
MF三好康児(川崎フロンターレ)
FW小川航基(ジュビロ磐田)
FW岩崎悠人(京都橘高)

(サブ)
GK廣末陸(青森山田高)
GK若原智哉(京都サンガF.C.U-18)
DF初瀬亮(ガンバ大阪)
DF板倉滉(川崎フロンターレ)
DF町田浩樹(鹿島アントラーズ)
DF岩田智輝(大分トリニータ)
MF遠藤渓太(横浜F・マリノス)
MF長沼洋一(サンフレッチェ広島)
MF原輝綺(市立船橋高)
FW中村駿太(柏レイソルU-18)
FW岸本武流(セレッソ大阪)

(主な欠場選手)
MF神谷優太(湘南ベルマーレ)(怪我)

前半

試合開始からしばらくはサウジアラビアの攻撃にさらされる日本。
シュートがポストに直撃するあわやという場面も。

しかし、時間が経つにつれて日本も落ち着きを取り戻し、一進一退の攻防が続きます。
サイドからの攻めを中心に攻め込みますが、サウジアラビアの粘り強い守備を突破できません。

今までの試合では楽々と2列目の堂安、三好がドリブルで持ち込んだり、前線の小川が起点となることができていたのですが、そこはやはり決勝戦、力のあるサウジアラビア。

前半はスコアレスで折り返します。

後半

後半もお互いに攻め合うという構図は変わらず。
60分には相手のラフプレーにより三好が負傷してしまい、遠藤と交代します。

65分には日本がピンチを迎えます。
サウジアラビアが奪ってからショートカウンターでGKも交わされてしまうも態勢を崩しシュートまでに至らず命拾い。

75分に疲れの見える市丸に代わり原を投入。

準決勝でターンオーバーを敷き、サウジアラビアよりも日程に余裕のあった為、終盤、サウジアラビアのペースが落ちてきたところがチャンスだなーと思ってましたが、全然ペースは落ちず日本は劣勢。
サウジアラビアに押し込まれる展開が続いていました。

それでもなんとか凌いで勝負は延長戦へ。

延長戦

前半開始すぐに藤谷が両足を攣ってしまい、初瀬と交代します。

後半には自陣ペナ手前で堂安のファールでサウジアラビアにFKが与えられます。
壁を越えたシュートがゴールを捉えますが、これはGK小島横っ飛びではじき返します。

総力戦の延長でも決着はつかず、PK戦へともつれ込みました。

PK戦

日本は坂井、堂安、遠藤、富安、小川と5人全員がきっちりと決めて、4人目が外したサウジアラビアを下して、アジアの頂点に立ちました。

まとめ

試合は押し込まれる展開が多く、我慢の時間が続きましたが、ここまで無失点できた守備陣には安定感がありました。
特にCBの富安、中山は所属クラブで多くの試合に出ている経験からか余裕を持って相手をいなしているように見え頼もしく感じました。

日本はこの大会初めての優勝となります。
これは小野、稲本、播戸らを擁して2000年ワールドユース準優勝を飾った年代でも成しえなかった偉業です。
そう考えると、来年のU-20W杯やA代表への飛び級にも期待が持てますね。

今大会は市丸、堂安、初瀬と選ばれていましたが、3人ともにしっかり試合に絡んでいて、特に市丸はこの大会でチャンスを掴んで一番成長した選手だと思います。
また大会MVPには堂安が選出されていますし、今大会で得た経験をガンバにも還元してもらいたいですね。

 - サッカー, 日本代表