(2nd 第15節 vs 横浜F・マリノス)井手口が攻守に圧巻の活躍でガンバがドローに持ち込む
2016/10/25
横浜F・マリノス 2 vs 2 ガンバ大阪
2nd stageの順位が5位と6位の対戦。
この試合で勝たないと(勝ち点3を取れないと)2nd stage優勝の芽が完全に断たれてしまいます。
ガンバは先週のルヴァン杯決勝で120分+PK戦+負けという肉体的にも精神的にも負担のある試合から、どれだけ回復できているかも注目です。
目次
スタメン
■ガンバ大阪
GK東口順昭
DF米倉恒貴
DF丹羽大輝
DF金正也
DFオ・ジェソク
MF井手口陽介
MF今野泰幸
MF藤本淳吾
MF大森晃太郎
MF遠藤保仁
FW呉屋大翔
(サブ)
GK藤ヶ谷陽介
DF藤春廣輝
DF岩下敬輔
MF倉田秋
MF岡崎建哉
MF内田達也
FW長沢駿
(主な欠場選手)
アデミウソン(累積警告)パトリック(怪我)阿部(怪我)堂安(U19代表)
■横浜F・マリノス
GK榎本哲也
DF小林祐三
DF中澤佑二
DFパク・ジョンス
DF金井貢史
MF喜田拓也
MF中町公祐
MF前田直輝
MF天野純
MF齋藤学
FW富樫敬真
(サブ)
GK田口潤人
DF新井一耀
DFファビオ
MF中島賢星
MF兵藤慎剛
MFマルティノス
FWカイケ
(主な欠場選手)
中村俊輔(怪我)栗原 勇蔵(怪我)伊藤 翔(怪我)遠藤 渓太(U19代表)
主審:家本
前半
ここ最近のガンバは前線からのプレスを強めて取りに行く姿勢を見せていますが、この日も同様にワントップのルーキー呉屋、フリーマンの遠藤らがプレスをかけていきます。
が、それは横浜も一緒でお互い球際が激しい序盤。
そんな中でも特に井手口の動きは圧巻でした。
中盤で相手がボールを受けると必ずと言っていいほど、井手口が現れてボールを刈り取っていきます。
また、ルヴァン杯でPKを止められてしまい悔しい思いをした呉屋も遠目からでもシュートを打って積極性が見えました。
時間が進むにつれてガンバがボールを持ち、横浜がカウンターを狙う展開へ。
時折、ガンバも前プレからボールを奪いチャンスが生まれそうになりますが、横浜も帰陣が早くシュートまで持ち込めずバックパス、バックパス…で相手ゴール前からディフェンスンラインまで戻してしまいます。
32分 横浜ゴール 得点者:富樫敬真
ルーキーの富樫が中盤からのパスを受けてのシュートが決まってしまいます。
斎藤学がペナ前にいた金井にパス。それを金井がスルーしたところ、丹羽が富樫に対して遅れてしまいました。
【ゴール動画】中盤で奪ったボールを素早いパス回しで繋ぎ、最後は富樫 敬真(横浜FM)が先制ゴールを決める!明治安田J1のゴール動画を公開中!▼ https://t.co/8bhI5dfTGw #Jリーグ pic.twitter.com/ez4MnB9qHX
— Jリーグ (@J_League) 2016年10月22日
45分+1分 ガンバゴール 得点者:井手口陽介
このまま前半も終わりかなーと思っていたアディショナルタイムが1分経過した頃。
井手口のシュートが横浜ゴールに文字通り突き刺さります。
【ゴール動画】こぼれ球を拾った井手口 陽介(G大阪)が左足で強烈なミドルシュートを放ち、同点ゴールを決める!明治安田J1のゴール動画を公開中!▼ https://t.co/8bhI5dfTGw #Jリーグ pic.twitter.com/x65kNcaV4y
— Jリーグ (@J_League) 2016年10月22日
動画には映っていませんが、リスタートからボールを受けた遠藤がダイレクトで裏に出したパスがうまかったです。
もちろん、井手口のミドルもスーパーでしたね。
ラストプレーで同点に追いつき、試合は後半へ。
後半
後半もガンバはサイドから攻撃しますが、前半同様、なかなかシュートまで持ち込めません。
勝ち越し点が欲しいガンバは67分 遠藤→倉田、74分 呉屋→長澤とカードを切ります。
75分 横浜ゴール 得点者:斎藤学
こういう膠着した試合で気を付けなければいけないはずのミスからガンバは失点してしまいます。
横浜リスタートからのロングフィードを米倉が胸でキーパーに返そうとしたところを斎藤学にかっさらわれて失点。
【ゴール動画】エリア内での相手のトラップミスを齋藤 学(横浜FM)が見逃さずに奪い、貴重な勝ち越しゴールを決める!明治安田J1のゴール動画を公開中!▼ https://t.co/8bhI5dfTGw #Jリーグ pic.twitter.com/aUjlSLalj2
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得点に気を良くした横浜は俄然動きが良くなります。
88分 ガンバゴール 得点者:井手口陽介
徐々に残り時間もなくなってきたところで、ガンバに敗戦ムードが漂ってきたその時でした。
またもや井手口のスーパーゴールが炸裂してガンバが土壇場で追いつきます。
【ゴール動画】井手口 陽介(G大阪)がエリア前のこぼれ球を直接シュートし、ビューティフルゴールが決まる!明治安田J1のゴール動画を公開中!▼ https://t.co/8bhI5dfTGw #Jリーグ pic.twitter.com/sC0HIVhnta
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これで勢いは完全にガンバ…かと思いきや、全くボールをキープできず、横浜の怒涛の攻撃にさらされます。
終了間際にはコーナーから横浜にゴールが生まれたかに思われましたが、オフサイドの判定で命拾いする場面も。
結局試合は2-2で終了。
井手口A代表待ったなし?
今日のゲームは正に、井手口の井手口による井手口のためのゲームでした。
守備では全力で走ってきて、激しい当たりで相手からボールを奪い、攻撃でもサイドチェンジで一気にチャンスを生み出すパスもありました。
そしてなんといっても今日は圧巻の2ゴール。
これで敗戦濃厚のチームは救われました。
ハリルも口を開けばデュエルデュエル言ってるので、井手口みたいなタイプはすごい好きそうだし、代表のボランチは確固たるレギュラーがいないので、せひ一度試してほしい。
代表監督代わってからでもいいけど。
ただ彼の課題の一つとして、奪ってからの攻撃時にミスしてしまうこと。
今日の1失点目も始まりは井手口のパスミスからなんですよねー。
ボランチというポジションで安易にボールを奪われるのはしんどいので減らしてほしい。
他はあの元代表コンビの遠藤、今野にも負けず劣らずの実力を持っているので期待したいです。
追記:2016.10.23 横浜F・マリノスの中沢が井手口を絶賛
あの中沢が井手口のことを絶賛してました。
これは嬉しいですね。
中沢も昨日は呉屋とのマッチアップでは完勝で、まだまだ健在ぶりを見せてくれていました。
遠藤と共にまだまだ現役でやってほしい選手ですね。
横浜DF中沢佑二(38)が、G大阪MF井手口陽介(20)を敵ながらたたえた。
中沢は井手口に対し「井手口君は化けますよ!前からミドルシュートは良いと思っていたけど、まさか左足も打てるとは思わなかったのでそこは少しスーパーでした」と舌を巻いた。